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2026年(令和8年)年末調整の変更点・基礎控除と扶養の確認

2026年の年末調整は、基礎控除の引上げなどの変更点があります。会社員が知っておくべき申告書の種類・控除額・手続きスケジュールを、比較表とFAQでまとめました。

2026年(令和8年)年末調整の変更点の概要

令和8年分(2026年分)の年末調整では、基礎控除の引上げなどが変更点となっています。国税庁のパンフレット「令和8年分 年末調整のしかた」は、Ⅰ「昨年と比べて変わった点(基礎控除の引上げ等)」からⅥまでの構成で、表紙・目次は1ページから2ページ、Ⅲ「年末調整のしかた」は7ページ(PDF/653KB)、最終ページは64ページ、PDFファイルは一括ダウンロードで11,443KBです。

年末調整とは、年間に源泉徴収された所得税を、年間の合計所得金額に応じて正しく精算する手続きです。会社員などの給与所得者が対象となり、10月から12月に各種申告書を回収し、1月に税額を計算・精算するのが基本の流れです。

主な控除申告書と対象の比較表

申告書名主な対象控除確認のポイントパンフレットページPDF容量(KB)
扶養控除等(異動)申告書扶養親族・年齢・所得要件16歳未満や扶養親族の所得を確認8から151,039
基礎控除申告書基礎控除額給与所得者全員が対象16から204,991
配偶者控除等申告書配偶者控除・配偶者特別控除配偶者の合計所得金額を確認16から204,991
保険料控除申告書生命保険料・地震保険料保険会社の控除証明書を用意21から28919
住宅借入金等特別控除申告書住宅ローン控除残高証明書でローン残高を確認29から341,027

年末調整の手続きスケジュール表

時期対応内容担当
10月各種申告書を従業員に配布経理・給与担当
11月従業員から申告書を回収従業員・経理
12月申告書の内容確認・控除額の算出経理
1月年税額の計算と過不足額の精算経理・給与担当
2月から3月必要に応じて法定調書の提出経理
1月から3月必要に応じて個人で確定申告個人

年末調整の手順と確認すべき項目

手順は大きく分けて4つです。1つ目は各種申告書の受理と内容確認、2つ目は控除額の確認、3つ目は年税額の計算、4つ目は過不足額の精算です。

1. 扶養控除等(異動)申告書で扶養親族の有無と年齢を確認(8から15ページ)。

2. 基礎控除申告書・配偶者控除等申告書で控除対象を確認(16から20ページ)。

3. 保険料控除申告書で保険料控除額を算出(21から28ページ)。

4. 住宅ローンがある場合は住宅借入金等特別控除申告書で控除を申告(29から34ページ)。

判定フロー:誰が年末調整の対象になるか

年内に同じ勤務先から給与を受け取っている給与所得者が原則対象です。転職・退職・副業がある場合や、扶養親族の所得が要件を超える場合は判定が変わります。扶養親族や配偶者の合計所得金額を毎年確認し、申告書の記入漏れを防ぐことが重要です。

失敗例と回避策

失敗例1:扶養親族の所得要件を確認せず、扶養控除を誤って申告する。回避策:扶養控除等(異動)申告書で所得を毎年確認する。

失敗例2:保険料控除証明書を紛失し、控除を受け損なう。回避策:10月から12月の回収時に証明書の添付を忘れずに行う。

失敗例3:転職で前職の源泉徴収票を忘れ、年税額が間違える。回避策:前職の源泉徴収票を早めに準備し、申告書に記載する。

向き不向きと次の一手

向き:会社員で年末調整を受ける方、扶養親族や配偶者がいる方、住宅ローン控除を受ける方。

不向き:個人事業主やフリーランス(確定申告が必要)、年末調整を実施していない勤務先の方。

次の一手として、申告書の準備が済んだら「確定申告の準備」も併せて確認し、医療費控除や寄附金控除など年末調整でカバーしきれない控除があるか検討してください。

国税庁パンフレット「令和8年分 年末調整のしかた」は、算出所得税額の速算表(55から56ページ・PDF/931KB)や扶養控除額の表(62から63ページ・PDF/5,384KB)など、詳細な控除額表も掲載しています。正しい控除額は最新のパンフレットでご確認ください。

年末調整後に扶養親族等の異動があった場合

年末調整後に給与の追加払いや扶養親族等の異動があった場合は、再調整が必要です(43ページ・PDF/761KB)。令和8年分(2026年分)の給与の源泉徴収事務は44から46ページ(PDF/905KB)に掲載されています。扶養親族が増えた場合や減った場合は、扶養控除等(異動)申告書を再提出し、年税額を再計算します。源泉徴収義務者の方用情報は別途PDF/3,767KBで、給与所得者(従業員)の方用情報はPDF/8,760KBでまとめています。

よくある質問(FAQ)

2026年(令和8年)年末調整とは何ですか。

年間に源泉徴収された所得税を、年間の合計所得金額に合わせて正しく精算する手続きです。令和8年分(2026年分)では、基礎控除の引上げなどの変更点があります。

基礎控除の引上げの内容は。

国税庁パンフレット「令和8年分 年末調整のしかた」のⅠ(3から4ページ・PDF/1,721KB)で「昨年と比べて変わった点(基礎控除の引上げ等)」を確認できます。

扶養親族の所得要件はどう確認しますか。

扶養控除等(異動)申告書(8から15ページ・PDF/1,039KB)で扶養親族の有無・年齢・所得要件を確認します。最新の要件は国税庁パンフレットでご確認ください。

子育て世帯の生命保険料控除はどう申告しますか。

保険料控除申告書(21から28ページ・PDF/919KB)で生命保険料・地震保険料の控除を申告します。控除証明書を用意して申告書に記入します。

年末調整の手続きスケジュールを教えてください。

10月から12月に各種申告書を配布・回収し、1月に税額を計算・精算します。必要に応じて2月から3月に法定調書を提出し、1月から3月に個人で確定申告を行う場合もあります。